この記事にアクセスしてくださってありがとうございます。Masaです。
本記事では、「This is」の意味さえわからなかった、曜日や月・数字は11以上は英語で言えなかったような私が、1日1時間の勉強でどうやって英語で会話できるようになったのか、成功と失敗を含めて赤裸々にお伝えします。
🌱 私の英語学習スタート地点
私は学生の頃、部活やバイトに時間を使い、勉強をかなりおろそかにしていました。今思えば、英語だけはもっとちゃんとやっておけばよかったと唯一後悔しています。
そんな英語初心者だった私が、どのように英語を話せるようになったのか。自分の経験から得た知見を、これから英語学習を始める方や伸び悩んでいる方に向けてシェアします。
💡 英語学習の大前提:これだけは知っておいてほしいこと
まず最初に知っておいてほしいことがあります。英語は勉強すれば勉強した分だけ必ず実力が伸びます。
これは決して「頑張れ」という精神論ではありません。自分の経験からも、コツコツと積み重ねた勉強時間は必ず結果として表れると確信しています。
もちろん、効率的な方法や自分に合った勉強法などもありますが、よっぽど間違った学習(例:ただ英語の音楽を聞くだけ、ただ英語の映画を見るだけ)をしない限り、学習した内容は確実に定着していきます。
私も色々な学習法を試しました。YouTubeで見つけた独特な勉強法や、話題のアプリなど。しかし今思うと、地味でも基本的な勉強をコツコツと続けていた時期が一番伸びていたように感じます。
モチベーションを保つために新しい方法を取り入れることも大切ですが、「今日は成長した実感がない…」と感じる日があっても、確実に英語力は少しずつ伸びているということを覚えておいてください。
📚 私が実践した英語学習法(フェーズ別)
理想の学習法は人それぞれの目標やレベルによって異なりますが、ここでは私自身のケースをお伝えします。
【当時の私の状況】
- 目標: 英語で不自由なくコミュニケーションが取れるようになる
- スタート地点: 簡単な単語もほぼわからない・文法知識はゼロ
【基礎固めのフェーズ】
▼単語学習
単語は、まず最低限800単語程度を覚えることを目標にしました。
私の場合は「ターゲット1900」を使用しましたが、他の単語帳でも構いません。個人的にはターゲットシリーズが例文も充実していておすすめです。
驚くべきことに、ネイティブスピーカーの日常会話では、そこまで複雑な単語が使われていないことが多いです。テレビ番組や映画でも、基本的な800語程度をカバーしていれば、かなりの部分を理解できます。
もちろん知らない単語に出会うこともありますが、その都度調べて覚えていけば問題ありません。最初から全ての単語を知る必要はないのです。
豆知識: 英語の日常会話では、上位800語で約75~80%をカバーすると言われています。つまり、基本単語をしっかり押さえるだけで、かなりの会話をこなせるようになります。
単語学習の具体的な方法については、また別の記事で詳しくお伝えする予定です。
▼文法学習
文法については、1冊の文法書を一通り読むことから始めました。私の場合は「一億人の英文法」を使用しましたが、自分に合った文法書を選んでください。
ここで大切なのは以下のポイントです:
- 1周目で全てを理解しようとしない
- 天才でない限り不可能なので、焦る必要はありません
- わからない部分はいったん飛ばしても大丈夫です
- 繰り返し学習する
- 文法書は何周でも読めます
- 1周目でわからなくても2周目で理解できることも多いです
- 必ず忘れる部分も出てくるので、定期的に復習しましょう
- 他の学習と並行して疑問点を解消する
- 瞬間英作文など他の学習中に出てきた疑問点を、文法書で調べ直すことで定着が進みます
【リスニング力強化のフェーズ】
▼シャドーイング中心の学習
リスニング力向上には、シャドーイングが非常に効果的でした。
初めは映画を見たり、ポッドキャストを聞いたり、英語の音楽を聴いたりしていましたが、「聞くだけ」では全く力がつきませんでした。英語を聞き流すだけでは、残念ながら意味がないのです。
しかし、同じ素材でも「シャドーイング」という形で取り組むことで、飛躍的に聞き取り能力が向上しました。
シャドーイングとは? 英語の音声を聞きながら、少し遅れてその音声を真似して発音する練習法です。リスニングとスピーキングを同時に鍛えられます。
私の場合はTED Talkを素材として使いました。TED Talkをおすすめする理由は:
- 無料で質の高い内容が視聴できる
- スクリプト(文字起こし)が提供されている
- 幅広いトピックがあるので、自分の興味に合わせられる
- スピーカーの話し方が明瞭で学びやすい
ただ、TED Talkに限らず、自分の興味がある素材や、レベルに合った素材を選ぶことが重要です。
また、「この人みたいな英語が話せるようになりたい!」と憧れる話者の英語を練習材料にすると、モチベーションアップにもつながります。
シャドーイングの具体的な方法やポッドキャストを使った効果的な学習法については、別の記事で詳しくお伝えする予定です。
【スピーキング力強化のフェーズ】
▼瞬間英作文で「言いたいことを言える」力をつける
スピーキング力向上には、瞬間英作文が最も効果的でした。
「スピーキングならオンライン英会話では?」と思う方も多いでしょう。私自身もオンライン英会話を活用していましたが、最も核となる力がついたのは瞬間英作文だったと実感しています。
瞬間英作文とは、日本語を見て(または聞いて)、即座に英語に変換する練習法です。この訓練を積むことで、頭の中で日本語→英語の変換を素早く行えるようになります。
私がオンライン英会話だけをひたすら続けていた時期がありましたが、使えるフレーズや表現のバリエーションが増えず、成長を実感できない日々が続きました。しかし、瞬間英作文の学習を取り入れてからは、自分で言葉を作り出せる力が大幅に向上したのです。
なぜなら、**話す力の本質は「言いたいことを英語で表現できる変換能力」**だからです。時間をかけても日本語を英語に変換できない状態でいくら英会話レッスンを受けても、本当の意味での力にはなりません。
この能力を高めるプロセスは二段階です:
- まず時間をかけてもいいから日本語を英語の文章に変換できるようになる
- 次にその変換速度を上げて、瞬発的に英語が出てくるようにする
瞬間英作文は書籍を使って行う方法もありますが、ポッドキャストなどで日本語を聞いて英語に変換する練習もできます。これなら移動中やジム、ランニング中など、隙間時間を使って練習できるのが大きなメリットです。
科学的根拠: 第二言語習得理論では、自動化(automaticity)のプロセスが重要とされています。最初は意識的に時間をかけて処理していた言語変換が、練習を重ねることで自動的に高速で行えるようになるのです。
瞬間英作文の基礎力をつけた後は、オンライン英会話などの実践の場でその力を試すことで、さらに実用的なスピーキング力が身につきました。
▼独り言英会話でさらに実践力を高める
瞬間英作文だけでは、ある程度限界を感じました。理由は、教材の例文が必ずしも自分が日常で使いたい表現とは限らないからです。
例えば、「この料理は彼を喜ばせるでしょう」という例文があったとしても、実際の会話では「彼はこの料理を気に入ると思う」など、別の言い回しで表現したいこともあります。
そこで取り入れたのが「独り言英会話」です。日常生活の中で、頭に浮かんだことを英語で表現する練習をするのです。例えば:
- 朝起きた時:「今日は早く起きられた!I woke up early today. I’m feeling refreshed.」
- 料理をしている時:「この味付けちょうどいいな。This seasoning is perfect. Not too salty, not too bland.」
このように、自分の生活に密着した表現を練習することで、実際のコミュニケーションで使える英語力が大幅に向上しました。
【リーディング・ライティングについて】
正直申し上げると、私の当初の目標は「英語で話せるようになること」だったので、リーディングやライティングに特化した勉強はあまり行っていません。
もちろん、他の学習過程で文章を読んだり書いたりする機会はありましたが、これらのスキルを重点的に伸ばすための特別な取り組みはしていませんでした。
しかし、結果的にはシャドーイングでスクリプトを読んだり、瞬間英作文で英文を作ったりする過程で、読み書き能力も自然と向上していきました。
🔍 AIを活用した効率的な英語学習法
現代の英語学習では、AI技術を活用することで効率を大幅に高めることができます。私自身も、学習の様々な場面でAIツールを活用してきました。
特に役立ったのは以下のようなケースです:
- 自分の英作文のチェック:書いた英文をAIに添削してもらい、より自然な表現を学ぶ
- 会話練習のパートナー:特定のシチュエーション設定で会話練習
- 発音チェック:読み上げた英文の発音をAIに評価してもらう
- カスタム学習教材の作成:自分の興味のある分野の学習素材を作成してもらう
AIを活用した具体的な学習方法については、非常に効果的な方法がたくさんあるので、別記事で詳しくご紹介する予定です。
📝 英語学習のモチベーション維持法
英語学習で最も重要なのは「継続すること」です。どんなに優れた学習法でも、続けなければ意味がありません。
私自身が実践して効果的だったモチベーション維持法をいくつか紹介します:
- 小さな目標を設定する:「1年後に流暢に」ではなく「今週は20個の新単語を覚える」など
- 学習習慣を作る:毎日同じ時間に10分でも学習する時間を確保する
- 好きなものと組み合わせる:好きな映画やドラマ、音楽を教材にする
- 成長を記録する:学習日記をつけるか、定期的に自分の英語力をテストする
- 仲間を作る:一緒に学習する友人や、オンラインコミュニティに参加する
💪 英語学習で挫折しそうな時のアドバイス
英語学習の道のりは決して平坦ではありません。私自身も何度も挫折しそうになりました。そんな時に支えになった考え方をシェアします:
- 停滞期は誰にでもある:急激に伸びる時期と、停滞する時期は必ずあります。停滞期こそ、次のブレイクスルーの前触れだと考えましょう。
- 完璧を求めない:ネイティブのように話せなくても、伝わればOKという気持ちで臨みましょう。
- 恥を捨てる:間違いを恐れずに積極的に話す人ほど上達が早いです。
- 自分自身と比較する:他人と比べるのではなく、昨日の自分より成長しているかを見ましょう。
🎯 まとめ:効果的な英語学習の3つの柱
私の経験から、効果的な英語学習には以下の3つの柱が重要だと感じています:
- 基礎をしっかり固める:単語・文法の基礎知識は必須
- 実践的なアウトプット訓練:瞬間英作文やシャドーイングで実践力を養う
- 継続できる仕組み作り:自分に合った学習スタイルで無理なく続ける
英語学習には魔法のような近道はありませんが、正しい方法で継続すれば、誰でも必ず上達します。「This is」の意味すらわからなかった私でも、コツコツと積み重ねることで英語でコミュニケーションが取れるようになったのですから。
これから英語学習を始める方、また現在学習中で伸び悩んでいる方の参考になれば幸いです。次回は、単語学習の効率的な方法について詳しくお伝えする予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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